東京都は2007年度から、多重債務者や家庭内暴力(DV)から施設に入所した人の再チャレンジを支援するための資金支援制度を創設する準備を進めている。そのために20億円の基金を設けて原資とする。06年12月15日付の読売新聞などが報じた。
東京都はJ-CASTニュースに、「多重債務者の再生を確実にするため、開設する専門窓口で相談することが前提です。債務の整理には弁護士が必要になるので、場合によっては弁護士費用をこの貸し付けでまかなうことも考えています」と話した。多重債務者への貸し付けは上限200万円で、返済期限は6年、金利は年6~9%の予定。
また、夫や恋人からの暴力から逃れて施設に入所した女性らに対しては、就職のための技能習得費用や引っ越し代に充てる資金として、10万~30万円を年3% で貸し出す。
東京都が多重債務者などに貸し付け支援へ
2006.12.15 18:54
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