SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)といえば20~30代の若者に人気のmixiが有名だが、最近は50歳以上の中高年をターゲットにしたSNSも増えている。「50歳未満お断り!」をうたい文句に、シニア向けに旅行や健康などの情報を提供している会員サイト「STAGE(ステージ)」(会員32万人)は2006年11月15日、サイトをリニューアルしてSNSの機能を追加した。会員は個人ページのブログで簡単に情報発信をしたり、さまざまな趣味のサークルページに参加したりすることにより、同世代の新しい友人探しに活用できる。同サイトを運営するシニアコミュニケーションは「今後は、会員が実際に集まるオフ会の場を提供するなど、シニア世代の交流の場を広げるサポートをしていきたい」と話す。また、50歳以上の中高年に向けてブログや読み物のサービスを提供している「Slownet(スローネット)」(会員6万人)ではいち早く、05年10月にSNS機能を追加した。川柳や将棋など、他のコミュニティサイトにはあまりないコーナーが人気だという。運営するスローネットは「SNS機能を加えたことにより、サイトへの定着率が高まるとともに、参加型の傾向が強まった」と評価している。