ニートのためのラジオ オールニートニッポン

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   ニートのためのネットラジオ番組「オールニートニッポン」が2006年10月27日から始まる。「生きづらさ」をテーマにしつつ、笑いを取ろうという番組で、「そのなかでシリアスな問題も扱って行きたい」と運営スタッフは意気込んでいる。

   「オールニートニッポン」は、ニートや引きこもり、就労問題などに取り組んでいるNPO法人コトバノアトリエが運営する。このラジオ番組をたち上げようとしたのは、ある問題がきっかけだった。エンターテインメント好きといわれるニートの人に文筆の力を磨いてもらい、仕事を始めるきっかけをあたえよう、という試みを始めた。ところが、あまりうまくいかない。

扱う内容は主に「生きづらさ」

「オールニートニッポン」はニートを楽しませることができるか
「オールニートニッポン」はニートを楽しませることができるか

   ラジオの運営スタッフは次のように語る。

「若者に(こうした事業がある、という)情報を届けるのがむずかしい。必要な人に必要な情報が届いていない現状で、どうするべきか考え、ニートのひとは『家にいるじゃないか』ということから出発することになりました」

   ニートは家でパソコンをしている時間が長いので、インターネットならニートに必要な情報を届けられる、と考えたのだ。

   「オールニートニッポン」のパーソナリーティは4人。いずれもニートの経験があるか、ニートに深いかかわりのある面々だ。そして、扱う内容は主に「生きづらさ」を軸にしている。ほんとにラジオにふさわしい、楽しい番組なのだろうか。
スタッフはJ-CASTニュースの取材に対し、

「うーん、それはパーソナリティの力量によりますね。でも、パーソナリティーの人たちはニートのイベントにもよく出演するのですが、『生きづらさ』をテーマにしても笑いが起きるんです。(このラジオ番組も)基本は笑いです。そのなかでシリアスな問題も扱って行きたい」

と、「楽しさ」では自信をのぞかせる。

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