毎日編集委員の「モナ不倫記事」 ネット上で失笑買う

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   2006年10月3日付の毎日新聞(夕刊)に掲載されたコラムがネット上で失笑を買っている。そのコラムの内容が、山本モナさんと細野豪志議員の不倫騒動を擁護する内容になっているうえ、安倍政権と不倫騒動がなんらかの関係があるかのような記述をしているからだ。

   問題のコラムを執筆した専門編集委員・牧太郎氏は、毎日新聞で敏腕記者として活躍。「サンデー毎日」の編集長に就任後、いちはやくオウム真理教の問題を取り上げるなど、毎日新聞きっての有名ジャーナリストである。現在、同紙で06年4月から週1回のペースで「牧太郎の大きな声では言えないが…」という枠でコラムを執筆している。

「これは極めてプライバシーの問題」?

毎日新聞きっての有名ジャーナリストもネット上で失笑を買った
毎日新聞きっての有名ジャーナリストもネット上で失笑を買った

   話題に上っているのは06年10月3日掲載の「『通信の秘密』は今」と題されたコラム。取り上げているのは、昨今大きな騒ぎになっている民主党・細野豪志議員とTBS系の報道番組「NEWS23」のキャスター・山本モナさんとの「不倫関係」についてである。

「(細野議員が)慌てて『不徳のいたすところ』と党役職の進退伺を出したそうだが、それほど大げさな話?奥方が亭主の不倫に腹を立てるのは至極当然。不倫は決して褒められたことではないが、赤の他人にとやかく言われる筋合いはない。これは極めてプライバシーの問題。取材する相手に『あなた方もジャーナリストなら、政治家の巨悪を追及したらいかが』と笑って皮肉でも言えば良いのに。」

   牧氏はこのように単なる不倫と決めつけているが、キャスターである山本さんの政治的独立性が問われている、という肝心な点が抜けている。しかも、牧太郎氏自身も「サンデー毎日」の編集長時代に宇野宗佑(当時)首相の女性スキャンダルを報じて、大きな反響を呼んだ。牧氏の論法からすれば、これも単なる「プライバシーの問題」だったのではないだろうか。

   さらに、牧氏はコラムのなかで、今回の不倫騒動が「密告」に端を発するものであるかのような記述をしている。

「それより気になったのは、写真誌はどうして2人の関係を知ったのか?である。恨みを持つ人物が写真誌にタレこんだ、と想像できるが、昨今、美しい国にふさわしくない“密告”があちこちではやっている。」

   そして、特定のソフトを使うとサーバーの管理人が、誰がどのネットにアクセスしたか、誰にメールを送ったか、そのメールのやり取りが知ることができる現状を説明し、国家権力が国民のメールを入手できるのは、憲法違反の危険性があると主張する。牧氏は最後に、次のようにコラムを締めくくっている。

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