テレビ朝日は2006年9月28日に臨時記者会見を開き、東京国税局から所得隠しを指摘されて1億3,750万円の更正通知を受け、これに関連したチーフプロデューサーを解雇したと発表した。それによると国税庁は、02年4月から05年3月までの3年間に放送した7番組で、複数の制作会社に実態が確認できない制作費計1億3,750万円が支払われており、これを所得隠しと指摘した。さらに同社の社内調査で05年4月放送の1番組でも2,000万円不適正支出があったと分り、所得隠しは8番組で合計1億5,750万円に上ることを明らかにした。これらの全番組はすべて1人のチーフプロデューサーが担当しており、このプロデューサーを06年9月29日付で懲戒解雇し、代表取締役会長と代表取締役社長を含む12人を減給処分にする。