亀田興毅選手の世界タイトルマッチ判定「疑惑」バッシングが納まらないが、2006年8月20日に行われる弟の亀田大毅選手の試合についても、「疑惑」が浮上してきた。対戦相手のインドネシアフライ級チャンピオンだというウィド・パエス選手(24)が、実はキャリア3戦の無名ボクサーなのではないか、というのだ。真相ははっきりしないが、「亀田ファミリー」にトラブルが付きまとうのは確かだ。
パエス選手について、亀田兄弟のオフィシャルホームページのブログでは、
「今度の相手はインドネシアの現役チャンピオン。まぁ大毅は強なってるから絶対KOするよ!」
と興毅選手の応援メッセージが綴られている。
実は、3戦の記録しかなく、1勝1敗1分??
ボクサーの戦績情報サイトでは、パエス選手の戦績は1勝1敗1分
しかし、
「大毅の対戦相手の本当の姿は、対戦経験わずか3試合、ブランク1年以上、唯一勝った相手は亀田大毅にも負けるようなロートルという無名の弱小噛ませ犬です。まさに亀田興毅並みのインチキ八百長試合です」
と書かれたブログがいくつかある。
06年8月15日付の日刊ゲンダイも、
「(パエス選手の)戦績がどうも怪しいのだ。興毅のデビュー戦を戦ったデンナロン・シスソバは『10戦のキャリア』とされたが、実は2戦2敗の選手だったという具合」と「前科」を指摘している。その疑惑の戦績の根拠としているのが『BoxRec』というボクサーの戦績情報サイト。
J-CASTニュースがこのサイトで検索したら、パエス選手は3戦の記録しかなく、1勝1敗1分。インドネシアタイトル戦は05年1月に行っていたが敗退。最後の試合は05年6月で、この試合は勝利しているが、タイトル戦ではなかった。
このへんはどうなっているのか協栄ジムに聞いてみると、
「パエス選手はインドネシアチャンピオンです。戦績は18勝4敗3分です。チャンピオンが3戦しかしていないというのはありえません」
と答えた。